ブルーベリー畑に行きました
つぼみをとって以来です
畑の大家のTさんも
ブルーベリーを植えるお手伝いをしてくださった方ですが
昨年畑で熱中症になったので
暑くなってから怖くて畑に
行けてないとのこと

ブルーベリー畑は
山の斜面を三段の階段状にした面の一番下です
車道から長い小道を下って行きます
普段は普通車なので、車道に停めて徒歩で下っていくのですが
軽四で行ったので、らくをしようと
車で小道を降りていきました
小道も草がぼうぼうです
木が倒れかけてる箇所もありました

道の途中に太い木が落ちていたので
そこから先には進みません
一番奥でしか車の向きが変えられないので
バックで帰るしかないなと
面倒だなと思ってそこで車を降りました
まさか
こんな大変な事になるとは・・・・!

帰ろうとして
バックで進んでたのですが
途中で進まなくなります
行きは下り坂
帰りは上り坂、それもバック
行きはよいよい、帰りはこわい?

車のタイヤはつるつる(だったらしい)
常識的にこんな道は四駆でしか入らない(らしい)
草の上もタイヤが滑る(らしい)
知らないって怖いですね

とにかく、無謀な私は
進まなくなっては、前に行って少しずれてバックする
という作業を繰り返しながら
ゆるゆると戻っていたのですが
途中で全く動かなくなりました
アクセルを思いっきり踏み込んで
ブンブンエンジンをふかしても
びくともしなくなってしまいました

気が付くと蜂が車の周りをブンブン飛びまわっています
バンバン車の窓ガラスに体当たりしてきます
エンジンをふかして大きな音をさせたので
警戒して集まってきたようです
クマ蜂とあしなが蜂とミツバチではないのはわかります
オオスズメ蜂でもありません

ギョギョギョ
なんだか、ひょっとして、すごく大変な状況になってる・・・?
蜂を刺激しないようエンジンを切ってしばらく待機
暑い
汗がだらだら流れます
10分ほどですぐ帰るつもりで来たから飲み物も一切持っていません
蜂はすぐには去る気配はありません

しばらくしていなくなったようなので
なぜ動かなくなったか確認しようと思って
そっと外に出ました
ほんの少し土が盛り上がっているところが
上れないのです
このぼろタイヤめっ
蜂が一匹残って車に停まっていました
見張り役・・・?

刺激しないようそっと動いて車に戻りました
なんとか方向転換をして
前向きで帰ろうと思ったのが運のつき
少し地面が下がったところにタイヤが入り込んで
いよいよ動かなくなりました
万策つきたという状況でした
脱水症状の初期症状か、頭がぼーっとしてきました
蜂は何匹も車の周りを飛び回っています

ついに夫の携帯にSOS電話・・・
携帯持っててよかった
受話器の向こうで怒ってわめく夫
このたびばかりは何を言われても返す言葉がありません

とにかく蜂が落ち着いたら外に出て車道まで歩こう
待っている間も汗は止まりません
これ以上蜂を刺激しないよう、エンジンも止めたままです
窓も開けられない、クーラーもない状態で車に閉じ込められています
なんだかヒッチコックの映画の「鳥」にこんなシーンがあったような・・・
蜂に閉じ込められて車内で熱中症・・・
下手すると命にかかわる状況かも・・・
これこそ想定外

しばらくして、蜂も静かになりました
見張りはどこかに残っているのでしょうが
サイドミラーなどで横にいないことを確認して
ドアの音をさせないよう、そっと開けて
そっとそっと外に出て
少し車から離れてからいっきに走って逃げました

自然に向き合う姿勢を改めて考えさせられました

夫の悪態を、普通の言葉で言い換えれば
無謀で、判断力、想像力が欠如しており、心構えが足りない
事故がおきて当たり前
想定外ではないですね

車は業者に頼み、無事出ました

後からネットで蜂を調べましたが、どうもスズメバチの一種みたいです
窓ガラスにとまっているのを近くでばっちり見ました
携帯で写真を撮る余裕はさすがになかったけれど
ゾゾゾ・・・
スズメバチだけはさすがに怖いですね・・・

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