元田んぼの畑の雑草
昨年の夏ごろから生やしたままです
昨年の秋に落ちた雑草の種から芽が出てどんどん育っています
雑草にはこの水はけの悪い元田んぼ畑の環境も何のその
元気いっぱい育っています
特に果樹を植えている場所はあまり野菜を作っていないので
雑草たちの天下です
まだまだ地面が見えている部分があります
雑草が大きくなって茂るのを待っています
雑草の根が地中に根を伸ばし畑を耕してくれます
それから
草刈機で刈り取り地面に寝かしておきます
枯れて、微生物に分解され土になるのを待ちます

畑の画像5月から6月ブログ用 014

左側が麦、右側が雑草です
春先からここにはイネ科の雑草とカラスノエンドウがいっぱい生えてました
てんとう虫の住処になってました


この数年は、野菜を作りながら
こんなふうに雑草にも活躍してもらうつもりなんです
家庭菜園にしては面積が広いからできることなんですが・・・

ただ問題がひとつ

自然栽培を志す人はまだまだほんの一部でしかありません
一般的に、畑に雑草を生やすなんてとんでもないという人が大半です
なかなか理解されません

私の畑には畑のお隣さんたちがいらっしゃいます
それまでは畑のお隣さんたちが
雑草が生え始めるとトラクターをかけていたそうです
お隣さんたちは皆さん70代のおじいさんです

私が畑を使い始めたときにも
トラクターできれいにしてあげましょうと申し出がありましたが
自然栽培でやっていくので、雑草も適度に生やしますからと丁重にお断りしました
とても困った顔をされました
無理もないことだと思いますが、私としても譲れないところです
雑草がよく生える時期になって
プレッシャーも厳しくなってきました
隣り合った畑がある場所で自然栽培を営んでいくのは
精神的にタフじゃないと厳しいかもしれません

でも、いつか
自然栽培の素晴らしさをわかってもらいたいと思います
いい土にして、野菜もちゃんとできる畑になるまで
お元気で畑仕事を続けて、見届けてほしいと思います

畑の境には
とりあえずラベンダーを植え、畑に自生していたお花を植え替えました

雑草が生えているといいことがいっぱいあるのです
刈り取って土の上においておくと分解されて肥料になる
その際、微生物のえさとなり、微生物を増やす
根は土を耕す
土が乾くのを防ぐ
冬は保温になり、夏は冷やす
虫の住処となり、益虫を増やす
天然マルチになる

いいことづくめなのに、どうして雑草を敵視するんでしょう・・・?

畑の画像5月から6月ブログ用 018

昨年の秋は土がカチカチでほとんど雑草も生えてなかった畑の隅です
ずっと放置してやっとここまで雑草が生えてきました
まだまだ土の部分が大半です
左側のやつでのような大きな葉の木はいちじくです

真夏にはどうなっているでしょうか・・・


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