ずっと登場のなかったココですが、とんでもないことがおこってしまいました。

去る10月10日は、秋晴れのとても気持ちの良い日でした
ココを日光浴させるため、ケージに入れてもどき畑の地面に置いて、私は畑の手入れをしていました

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ココは、しばらくご近所の方たちにかまってもらって、機嫌よくおしゃべりをしていました。
その後、もどき畑に植えているシソやバジルの穂を与えたら、しばらくそれを食べたり、遊んだりしていましたが、それにも飽きて、ギャーギャー喚きだしていたのです。外に出す時は小さい籠に入れるので、すぐに外に出たくなるのです。たまにしかできない畑の作業・・・中断するのが嫌で、ココの訴えに構わず、畑の作業を続けていましたが・・・静かになったなと、ふと鳥かごに目をやると・・・!!!ココがケージの上のふたを押し上げてからだ半分のりだしているではありませんか!「ああ!」と駆け寄るよりも早く、ココは翼を広げて宙に舞っていました。
いったん、北の方角に数十メートル飛んで、前方にあるお寺の壁の前で旋回し、こちらの方に戻ってきましたが、高度があがっています。どんどん上の方へ飛んでいきます。「ココ~ココ~」と呼ぶ私の声なんて耳に入っていなかったでしょう。生まれて初めて、外の世界で羽ばたいたのです。青い空を背にして、力強く飛んでいます。ココの飛びっぷりがあまりにも素晴らしいので、その時は逃がしてしまったショックと同時に、こんなに飛べるようになっていたんだという感動さえありました。一瞬の間に違いないのですが、力強く羽ばたくココの姿を目で追っている時間はとても長く感じられました。近隣の家にさえぎられてココの姿はみえなくなってしまいました。飛んで行った方向に走って追いかけましたが、空を飛んでいくものを追っていくなんて、不可能です。家に戻って自転車に乗り換え、飛んで行った方向に走りましたが、ココの姿は視界から完全に消えていました。

午後もココの逃げた方角を自転車に乗って探しました。
電線や、家々の屋根、田畑・・・でも、藁山のなかに落ちた針を探すよりも、さらに厳しい状況であることを実感。目につくのはカラスと鳩くらい・・・カラスに追いかけられてはいないか…トンビに食べられたんじゃないかとか・・・猫を見ても逃げないからやられてるかもしれないとか・・・想像するときりがありません。
井戸端会議をしてる方たちや、田畑で作業してる方に尋ねたりしましたが、見かけた方はいませんでした。
ネットで迷子鳥のサイトもチェック。ペットショップなどに問い合わせるとよいとのこと。とりあえずココが逃げた方角のペットショップに行ってみました。そこの店員さんから、警察に届けたほうがいいとアドバイスされたので、即警察署へ直行。落し物遺失係で落し物として登録。隣町の警察署へも電話で連絡しておきました。とりあえず、できることを精一杯やろうと・・・。迷子鳥捜索は最初の数日が肝心だそうです。

朝夕涼しくなってきてるこの時期、アフリカ原産のヨウムには厳しい寒さだろうと思うと、夜もいてもたってもいられません。お風呂から出てから、再び自転車に乗って、ココの名前を呼びながら町を探し回りました。(数日後風邪をひきました・・・)私の声が聴こえたら、きっと、不安と寒さで震えてるはずのココは、「ギャー!」と返事をするはず・・・夜は人気もないので、恥ずかしげもなく大きな声を出しましたが、何にも返ってきませんでした。

どこでどうしているのやら・・・気が気ではないけれど、明日は早起きして、パソコンで新聞に入れるチラシを作らなくてはと、気をとりなおして眠りにつきました。

(続く)

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